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F-4C 122TFS / Louisiana ANG
↑ グレイ系迷彩を施された8機のF-4Cの中で、模擬制空戦闘訓練において最も迷彩効果が高かったのが、この迷彩パターンだったそうであるが、上層部の理解を得る事が出来ずグレー迷彩機全機は直ぐにグリーン系迷彩に戻されたようである。F-4C/64-0641
ルイジアナ州空軍のF-4C。NAS New Orleansをベースにしている部隊で、海軍基地の1区画を使用しているらしい。機体の殆どが元スペインのトレホン空軍基地にいた401TFWからのお下がりを受領していたようだ。この部隊は 本拠地付近にイーグルGという広大な空対空レンジを有していた為 ANGのF-4部隊としては唯一 制空戦闘を第一任務にしていた。今は、”JZ"のレターをつけたF-15A/Bを使っている。
↑1980年3月 ネリス空軍基地で飛行訓練をする159th TFG/122nd TFSのF-4C/64-0823。インテークベーンに文字と白いスペードが書かれている。
↑ 飛行訓練するF-4C-19-MC 63-7556。インテークベーンにはスペードやスコアらしき書き込みが多い。この部隊は、F-4Cを1985年まで使ってF-15A/Bに機種更新している。
↑1980年3月 ネリス空軍基地で飛行訓練をする159th TFG/122nd TFSのF-4C/64-0852。インテークベーンに白で何かのスコアが4つ書かれている。この機体は、1983年頃まで、ルイジアナ州空軍で使われ、最上段写真の64-0823と共にオレゴン州空軍に移管されている。
↑ 1982年頃に尾翼に大きく「COONASS MILITIA」と言う文字が入れられた。これは、ルイジアナ州を開拓したフランス系移民を表す文字らしいが、1983年末までには全て消されたそうである。
↑159th TFG/122nd TFSの機体は、一切余計なマーキングが無いシンプルなもので、ルイジアナ州空軍お判別できるのは尾翼の「LOUISANA」の白文字だけであるが1980年以降この文字も黒文字に変更されつつあった。この機体F-4C / 63-7506にはインテークベーンに空対空射撃の成果とみられるシルエットが書かれていた。
↑ 1枚だけ残っていたスライドフィルムで撮影した機体。
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↑ 既に黒文字の機体も存在し始めた1980年。このF-4C/64-0686は、1984年に着陸時に事故で失われている。
↑ ジョージの35th TFWからルイジアナ州空軍に移管されたF-4C-23-MC 64-0802。AIM-9Eのダミー弾を付けている。
↑ ANGのF-4部隊でアラーと任務に就いていた制空戦の部隊であったため、グリーンフラッグ参加の際にこの迷彩を一時的に採用して施したそうで、各種の雑誌等でも取上げられた。このF-4C-21-MC 63-7704にはインテークベーンに、ベトナム戦争時のミグ撃墜マーク(1967年5月Mig-17)を復活させている。